【京都市中京区】コーヒーかすを堆肥に!「Sentido(センティード)」で始めるサステナブルな習慣
出会ったのは京都の「豆エコ」
我が家は夫婦そろってコーヒーをよく飲む。特に夫は家で淹れたコーヒーをサーモスに入れて出勤しているので、ほぼ毎朝コーヒーを淹れている。

コーヒーメーカーで豆から挽いてコーヒーを淹れるのだが、そうなると発生するのが「コーヒーかす」だ。
使い終わったコーヒーメーカーを洗う際、フィルターの底に沈んだ黒いコーヒーかすを見ては、これをゴミにしてしまうのは勿体ないと思っていた。
よく知られているコーヒーかすの再利用方法として「消臭・脱臭に使う」というものがある。我が家でも乾かしたコーヒーかすを下駄箱に置くなどして実践してきた。
しかし、何しろ毎日コーヒーかすが出るので、どうにも持て余してしまう。
紙や繊維に再生する取り組みもあるらしいが、個人で簡単にできることではない。
そういう取り組みをしている企業に我が家のコーヒーかすを寄付できたらいいのだが、さすがに一般家庭のコーヒーかすを引き取ってもらうのは難しいだろう。
そんなときに知ったのが、京都のコーヒーかす再生プロジェクト「豆エコ」。
カフェやホテル、さらには一般家庭から出るコーヒーかすを回収して、農家やガーデニングをする人に提供しているそうだ。コーヒーかすは腐葉土や米ぬかと混ぜて発酵させることで堆肥として利用できる。
以来、京都に遊びに行く際には収集スポットに立ち寄り、我が家のコーヒーかすを回収してもらっている。
お気に入りの収集スポット「センティード」
「豆エコ」の収集スポットの一つが、烏丸御池にあるカフェ「Sentido(センティード)」だ。何度か訪れたことがあるが、店内はいつも落ち着いた空気に包まれている。
モルタル調の壁と木のインテリアのぬくもりが調和して心地よい。
場所柄、外国人観光客の利用も多くインターナショナルな雰囲気も漂っていて、流暢な英語で接客するお店の人に私は密かな憧れを抱いている。
「豆エコ」に関係なくお気に入りのカフェだ。
つい先日も、家で出たコーヒーかすを袋にぎゅうぎゅうに詰めてコーヒーを飲みに行った。
センティードにはスタンプカードがあり、ドリンクやコーヒー豆の購入だけでなく、コーヒーかすの持ち込みでもスタンプを1個押してくれる。
スタンプが貯まると500円までのドリンクと交換可能。SDGsに貢献できるだけでなく、ちょっとお得な気分も味わえるというすてきな仕組みだ。
料金は先払い制。レジで注文と支払いを済ませると同時に、持ち込んだコーヒーかすも引き取ってもらった。
スペシャルティコーヒーが楽しめる
この日はドリップコーヒーとバナナブレッドを注文。ふわっと香るスパイスがバナナの自然な甘さを引き立てていて、優しい味わいだった。
しかも生地はさくふわ。食感も抜群だった。
コーヒーはなんとなくブラジルの豆を選んだが、ほどよく苦味があってバナナブレッドによく合った。
この店のドリップコーヒーは数種類の豆から好みの豆を選べるのだ。試飲もできるし、お店の人も気軽に相談に乗ってくれるので、コーヒー好きな方はぜひ自分好みの一杯を探してほしい。
ドリップコーヒー(ホット)S 560円
バナナブレッド 430円
コーヒーかすがつなぐ未来
こうして私は、ゆったりした空間で美味しいコーヒーを味わい、満足して店を後にしたのであった。家庭で出るコーヒーかすがこの店のような場所を通して再利用され、やがて野菜や果物として誰かの食卓に並ぶ…そんな未来を想像すると、ちょっぴり嬉しい気持ちになる。
京都周辺にお住まいの方でコーヒーかすを余らせているという方は、まずはセンティードを訪れてみてはいかがだろうか?
美味しいコーヒーを楽しみながら、手軽にサステナブルな一歩を踏み出せますよ。
Sentido
※価格は税込表記です。住所:〒604-8187 京都府京都市中京区笹屋町445 日宝烏丸ビル1F
TEL:075-741-7439
営業時間:月~金 7:00~15:00/土 8:00~17:30
定休日:日曜日
https://sentidocoffe.theshop.jp/
https://www.instagram.com/sentido_coffee/
※記事に掲載した内容は公開日時点の情報です。変更される場合がありますので、お出かけの際は公式サイト等で最新情報の確認をしてください。


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